病気のお話

アレルギー性鼻炎(花粉症)について〜診断と検査

アレルギー性鼻炎は、アレルギーの原因となる物質(抗原)が、何度も体内に入ってくるうちに、その抗原に対してだけ反応するIgE抗体というものが作られることによって発症します。 抗原には、HD(ハウスダスト)、スギ花粉など色々あります。花粉症とよばれているのは、スギ花粉でおこるアレルギー性鼻炎ですが、北海道ではシラカバ花粉によっておこるものが多いです。

IgE抗体がある状態で抗原が入ると、粘膜内に、ヒスタミンやロイコトリエン等々の物質が放出されることにより、色々な症状がでてきます。 簡単にいうと、症状の中で、くしゃみ、鼻水、かゆみ等には、主にヒスタミンが関係します。 一方、鼻づまりには、ヒスタミンの他、ロイコトリエン等が関与するといわれています。

診断と検査

どのような症状が、どの時期にでているかという情報(問診)が、診断の上で、最も重要です。

鼻の中の所見では、下鼻甲介というところが、水ぶくれのようにぶよぶよと腫れたようになっているのがアレルギー性鼻炎の特徴です。 検査としては、鼻汁中好酸球検査、皮膚テスト、IgE抗体検査などがあります。

 

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